プール材料は輸入品のため便の都合により納品にかなりの時間を要する場合があります。納品日が決定した段階でご契約の際に承認頂きました「完成イメージ図」「プール施工図」をもとに工事計画を立て先行可能な工事を進めてまいります。プールの大きさにもよりますが材料納品から完成までの所要日数は約1か月~2か月をご想定ください。
プール部材はユニック車で搬入しますので事前に置き場所や搬入経路の計画が必要です。
プランに基づき施主様立会いのもと木杭や水糸で丁張を掛け、プールの位置と高さの最終確認を行います。
遣り方に基づき掘削を行います。作業スペースを確保するため掘削範囲は実際のプールの大きさより1mほど大きめに余掘りを行います。
掘削完了後、底盤の高さ確認を行い、砕石(厚み100mm)を掘削面全体に敷きならして転圧します。その後メッシュ筋を所定の範囲に設置し、型枠パネルの継目位置に束石をモルタルで固定していきます。
縦筋はパネルのソケット部分に合わせて組立て、配筋仕様に基づき上部横配筋ならびに端部配筋の加工や差し筋を行います。型枠パネルは「パネル割付図」を基に水平・垂直を確認しながらボルトで固定し組み立てていきます。
ろ過機本体を付属の支柱もしくはブロックなどを使用して水平に設置します。
コンクリートポンプ車を使用して壁面と床面を同時(パネル外側床→パネル内→プール内床の順)にコンクリートを流し込んでいきます。その際パネルの水平・垂直を確認し調整します。
コンクリート打設後、引き続きプール内床をパワートロウェルや金コテを使用しながら突起物や不陸がないよう仕上げていきます。
養生期間をおいてからプール周囲の埋戻しを行います。土質に合わせて1回あたりの埋戻し高さを決めて転圧し必要であれば水締めを行います。
プール周囲の仕上げ(タイルや石材など)の高さを計算しながら所定の高さまで砕石を入れて転圧します。
笠石割付図に基づき笠石を設置します。
プール内床の表面をサンディングやケレン、サンドペーパーを用いて平滑にし、凹部や隙間がある場合はモルタルやシーリング材で充填し穴埋めします。シート防水を行う前には細かい砂やゴミを掃除機やコロコロを使用して取り除きます。
シート防水工事については10年間の保証を得るため専門の有資格者が作業を行います。
付属の部品を使用してろ過機内の配管やポンプを組み立てていきます。
防水シートのテンションが均一になっているか確認しながら貯水します。(大型のプールの場合は事前に簡易プールなどにあらかじめ貯水しておいて移水することをおすすめします)
コントローラーの電源を入れて水中照明の点灯を確認し、ろ過機を稼働させ吐水口から出る水の勢いを確認します。